シンメとコンビ

ジャニヲタはシンメという言葉をよく発する。ジャニーズ界隈のシンメというのはダンスのシンメトリーだけではなく、相方やコンビなどの意味合いも含む。そして、芸歴も出身地も年も性格も何もかも違う2人がシンメトリーとしてほぼ全ての活動を共にすることでアイドル自身も、ファンもその2人の関係性を特別視しだす。それがシンメ。

有名なシンメには
つとぷ(木村拓哉中居正広
剛健コンビ(森田剛三宅健
にのあい(二宮和也相葉雅紀
やまとま(山下智久生田斗真
仁亀(赤西仁亀梨和也
やぶひか(薮宏太、八乙女光)などなど


これは私個人の意見だが、ジャニヲタの使うシンメとコンビの意味合いには決定的な違いがある。


コンビといえば
テゴマス(手越祐也、増田貴久)
やまちね(山田涼介、知念侑李)





テゴマスはコンビだ。そう感じるのはいつだって2人でいるから。そこに相乗効果があるから。依存していないから。プライベートは仲良くないから。

コンビには戦友というよりもビジネスパートナーという言葉が似合う。2人で戦うのではなく、どちらかが戦うならばどちらかが守る。テゴマスで言えば攻めの手越と守りの増田、コンサート作りにおいてもベースの手越とアイデアの増田。そこに運命的なものはないがきっと2人ならどこへでもいけるという安心感、強さがある。


しかし、シンメは相乗効果や安心感がない場合が多い。運命の鎖でがんじがらめになっていると感じることさえある。彼らの世界は2人ぼっちなんではないかと思うことも……。シンメには様々な形があるが、ここではあまり有名ではないがシンメ×3で形成されていたKAT-TUNに残りし最後のシンメ・ロバ丸(上田竜也、中丸雄一)を例にとってみる。


ロバ丸が2人でいることや、仲良くしているのをめっきり見なくなった。理由は2つ。1つは大人になったこと。もう1つは腐女子の存在。かつてはお互いが依存しあっていつでも2人でいたロバ丸。ご飯を食べるのも、旅に行くのも一緒だった。しかし、年もとってお互いの世界が変わっていくうちに2人で一緒にいるということを聞くことは少なくなった。そして隠すようにもなった。ロバ丸の関係性を妄想する人が増え、それを彼らが気持ち悪がったから。
しかし、彼らは運命的でそれでいて離れられない呪いにも掛かったように未だに戦い続けている。



大学受験のとき
デビューできなかったとき






たくさんの困難をきっとシンメは背中合わせで戦ってきた。
お互い敵は違えど後ろに相方がいることで戦えてきた。
戦友。そしてライバル。
気が合うとか、安心するとかではなくてきっとそばに居なければならないからいる。そんな関係性。


だから怖いと思った。


シンメは安定感がなく、脆く、儚い。
だからこそジャニヲタはシンメの運命的なものに惹かれる。そしてまたそんな目がシンメの鎖を硬くする。