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あぁ、そこにいたのは紛れもなくKAT-TUNで。

ジャニーズ

はじめに

久々にKAT-TUNについてです。

KAT-TUNブランド

6人でも、5人でも、4人でも
KAT-TUNKAT-TUNだった。いつだってKAT-TUNに絶対の自信と信頼を持ち、KAT-TUNであろうとする彼らだからKAT-TUNだった。KAT-TUNらしさを創り上げてしまった彼らもそれを壊していく彼らもどちらもやっぱりKAT-TUNらしかった。


KAT-TUNブランドは素晴らしい。


それは今だって言える。強く、弱く、みなぎるパワーと儚さを併せ持つKAT-TUNは誰よりも美しい。そんなKAT-TUNのバランサーである上田竜也が好きだった。いつだってKAT-TUNに頼り、頼られようとしたのは上田竜也だったのではないだろうか。と思う。1人が嫌いな上田竜也も、死ぬのが怖い上田竜也も、なのにソロで1人になる演出をする上田竜也も、妖精が見えても、蝋燭1本で暮らしてても、ボクシングに傾倒しても、笑わなくても……私が見てきた彼はいつだってKAT-TUN上田竜也だった。誰よりもKAT-TUNであろうとするくせになぜかKAT-TUNを好きでも嫌いでもないよと言ってしまう上田竜也が好きだった。


虚像が好きだ。


KAT-TUNの見せてくれる実像は好きではない。…というより彼らはめったに素を見せてくれない。KAT-TUN各々が鏡に映し出す彼ら自身しか私たちは見ることができない。その窮屈さを愛していた。

Music Station

KAT-TUNになりきれないKAT-TUNをこんなにも愛しいと思ったのは初めてだ。そこに悔しさがあるのか、寂しさがあるのかはわからない。ただ連れ去って欲しかった人はそこに立ち尽くしたまま泣いて…泣いて。KAT-TUNであろうとするがゆえに一番人間味のない人はただの32歳に戻っていて、本当に弱い最年少は強くあろうとして、KAT-TUNの影を背負って生きる人の瞳の光はまた暗くなっていた。清々しい彼の姿を疎ましく思うほどに、3人の姿は見てられなかった。見てられなかったのは、痛々しいからではない。その辛さや悲しさ寂しさどうしようもできない気持ちの全てを美しく昇華させていたからだ。

あぁ、あなたたちはまだKAT-TUNでいようとするのか。


最後の最後まで笑って、カッコつけて……KAT-TUNを演じるのか。Show must go on。しかし、もうすぐショーは終わる。彼らは終演までKAT-TUNでいてくれるのだろう。それがどんなに嬉しく、頼もしく





虚しいことなのだろうか。



32歳男性が好きだったわけでも、上田竜也が好きだったわけでもない。アイドル・上田竜也が好きだった。なぜかアイドルにこだわりを持ち、アイドルであることで何かを諦めている上田竜也が好きだった。自己プロデュースがこれほどまでに上手いアイドルは見たことないし、これほどファンをえらぶアイドルも見たことはない。ただその全てが好きだった。走り抜ける彼に連れ去ってほしいと願ったのがきっかけだったからだろうか。私はアイドルに対しての欲望を彼にぶつけてきた、愛したアイドルの誰よりも強く。そしてその上をいく上田竜也か好きだったんだ。いつまでたってもその虚像に安定はなく、フラフラしてて、芯のある実像を持っているんであろう上田竜也を愛していた。



私は泣き立ちすくむ1人の男から目が離せない。



あの日、初めて上田竜也自身を好きになった。すべての肩書きを外した上田竜也を好きになれた。


ドームの名手へ


ドームを使うグループ全てを知っているわけではない。ただ自信がある。KAT-TUNのドームの使い方は、どのグループよりも素晴らしい。デビュー以前に単独ライブをした、10年以上ドームに建ち続けたプライドがそこにはある。いつだって新しいものと残しておくものの絶妙のバランスを取るKAT-TUNの自己プロデュース力の高さに感服するばかりだ。

魅せてくれるものはいつだって複雑で、巧妙だ。なのに、普通に楽しいと思わせてくれるKAT-TUNのかっこよさが爆発するのはドームだから。天井席にわざわざ入りたいと思わせるKAT-TUNが素晴らしく好きだ。

ドームの名手で、最後のドームではなにを見せてくれる。