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モーニング娘。'16を好きになってしまった。

はじめに

最初はプラチナ期が好きになった。もっと前なら黄金期のモーニング娘。が好きだった。そこから工藤遥さんを好きになった。そのうちどの時代のモーニング娘。も好きになった。でも今日は2016年。だから、今一番好きなのはモーニング娘。'16だ。

譜久村聖

引っ張っていくリーダーでも、背中を見せるリーダーでもないと思う。優しさでメンバーを、ハロプロ愛でファンをあたたかく包み込める彼女の才能と努力に対し敬意以外の言葉は思いつかない。きっと、どのメンバーよりもリーダーの作るカラーが一番グループに反映される。譜久村聖のカラーは淡く柔らかい。私が今のモーニング娘。にいわゆる多幸感を強く感じるのはきっと彼女がリーダーだから。『ハロー!プロジェクト』を愛する彼女自身がエッグから初加入、史上最年少リーダーなど様々な壁を壊したように、彼女のモーニング娘。がかつてのモーニング娘。の壁を壊す瞬間を見てみたい。

生田衣梨奈

私が知ってる生田衣梨奈とは違っていた。KYと言われたアイドルは知らぬ間にかっこいい先輩になっていた。それこそ譜久村聖が母なら生田衣梨奈は父のような存在なのかもしれない。そして、アクロバットは今後必ず武器になる。よくアクロバットは危険なだけと言われるが、アイドル戦国時代を戦う上で売りとなる武器は、個性は、1つでも多い方がいい。生田衣梨奈の武器の多さはきっとモーニング娘。の武器になる。先陣を切るのはもしかしたら彼女なのかもしれない。

鈴木香音

ある意味で先陣を切っていた人だと思う。アイドルらしくはなかったかもしれない。ただ、一筋縄ではいってくれないモーニング娘。らしかったのではないかと感じることがある。話題性は抜群で、そのまま駆け抜けていくアイドル人生もまた面白い。人知れず洗い物をする姿をみて、本当に優しい人なんだなと感じる。だからこそ、彼女の進路を応援せざるをえない。なぜなら実に鈴木香音らしいから。愛らしすぎる笑顔の見納めが近づいているのは、本当に悲しい。

飯窪春菜

トークはピカイチなのは知っていたが、あのお笑い怪獣と言い合えるまでになっていることに驚いた。サブリーダーも板についてきた…というよりリーダー・譜久村聖やサブリーダー・生田衣梨奈はその役職がぺろりと剥がれる瞬間があるが、サブリーダー・飯窪春菜はいつみてもサブリーダーなのだ。唯一の成人組だからこその色気と慈愛はグループの多幸感を高め、新たなスパイスとなる。『大人』になる彼女をいつまでも見ていたいのだが……。

石田亜佑美

鞘師里保がいなくなった今。モーニング娘。のダンスの中核である彼女の所謂『だーいし感』が好きだ。バキバキのダンスを踊る彼女の滑稽な姿をみているとそのギャップに自然と笑顔が綻ぶ。トーク、演技、ダンス……。オールラウンダーに近い彼女が見せるアイドルらしくない部分。いとこのお姉さんを見てるような、しかしそれでいて触れられない感覚がたまらなく気持ちいい瞬間がある。小さな体に携えるエンジンのアクセルはいつも全開!そんな彼女の清々しさが心地いい。

佐藤優樹

天才ではない。言うなれば未完の大器。確かなスキルと伸びしろと不安定な心を併せ持つ彼女は、ガラスのようではたまた鉄のようだ。天才と言われる苦悩を背負ってしまった彼女の儚さはいつだって見えなくて、何も考えてないようで考えてる。掴めない彼女の人間味あるアイドル性はもしかしたら才能なのかもしれない。いつか、出口を塞ぐアイドルになって欲しいと願う。一度入ったら抜け出せない中毒性を作り出せる人だから、モーニング娘。ファンの出口をふさいでしまって欲しい。

工藤遥

個性というより癖がありすぎる。そしてその癖を愛してしまうと止められなくなる。真面目すぎるのかもしれない。そして、真面目にたくさんのキャラクターを演じることで生じる歪みが彼女の癖の強さを作り上げてるのかもしれない。わかりやすいビジュアルとわかりにくい本質、天性のアイドルなのか努力のアイドルなのか…彼女を知るたびに私は彼女をカテゴライズできなくなる。不安定さを安定して持つ工藤遥の意志は強い。なのに虚像をすぐに作り出せる柔軟さの出処はいつまでたってもわからない。入口に立つ人間だ。と思う。そして彼女もそれを知っている。悟っていると言った方が正解なのかもしれない。ガツガツと諦め両方の表情をいとも簡単に出せる彼女から目が離せなくなったのはいつからだろうか。

小田さくら

1人でモーニング娘。に加入した彼女の努力を伝える同期がいないことに悲しさを覚えるが、言葉なんていらない!というように目に見えて成長を続ける小田さくらの強さは美しい。なんでもそつなくこなす=器用貧乏という数式を努力で壊していく姿。孤高でいることはせずに、いじられ役としてモーニング娘。に存在する姿。彼女の『目に見えるもの』全てが面白いと思ってしまうし、その深みはきっともっとたくさんの人を魅了していくのだろう。エースにも裏番長にもなれる素質を持つのが唯一の11期メンバー・小田さくらだということに運命すら感じてしまう。

尾形春水

白さと細さと美しさは人形のよう。ただそこから発せられる関西弁のギャップが面白い。もう1人のはるなこと飯窪春菜をはじめとする先輩たちにグイグイ斬り込んでいくのは、モーニング娘。に慣れてきたからなのか関西人の血なのか。ただもっと斬り込んでほしいと思う。モーニング娘。'16・9、10、11期の間柄はいい意味で縦っぽくなく敬語は使っているけれどそれこそ仲のいい部活の放課後みたいな雰囲気を醸し出している。ただ、12期とは過ごしてきた年数が少なすぎてどうしてもガチガチの縦社会から抜け出せない。そんな現状に風穴を開けられるのは尾形春水しかいない。彼女を見ているともっと、もっと!と思ってしまうのだ。

野中美希

武器の多さはモーニング娘。内でもトップクラス。しかし、そのなんとも言えない素朴感というか素人感が拭えない。せっかくもらったソロのチャンスを鈴木香音とのデュエットにしてしまう優しさは、アイドルにとって致命的なのかもしれない。ガツガツというよりマイペースな彼女がアイドルらしくなる未来も、そのままでいてくれる未来もどちらも見てみたい。ただ、たくさんの武器を持ち腐れにはしないで欲しいとは願う。彼女が『才』を爆発させる日を夢見ている。

牧野真莉愛

なぜ彼女はこんなにも真っ当にアイドルでいようとするのか。笑顔の出し方も努力の仕方も正直いって着地点がないギャグも実にアイドルらしい。可愛らしくあろうとする牧野真莉愛は、強くあろうとするモーニング娘。に不協和音をもたらす。ただ、彼女は強くもあれる。どちらも自然に出せるようになれば、モーニング娘。に綺麗にハマれば…なんて未来のことばかり思ってしまうのは私が牧野真莉愛に魅せられてるからなのかもしれない。いつか、彼女の全てとモーニング娘。が惹かれ合う日が来る。その日、きっと牧野真莉愛はアイドルの真ん中にいる。牧野真莉愛からは、そんな強さをひしひしと感じるのだ。

羽賀朱音

所謂現状最年少。ただ、最年少なのを忘れさせるほど大人っぽい表情を見せるときがある。わかりやすく可愛らしいビジュアルと、誰にでも愛されそうな雰囲気を醸し出しているのに、しっかり者で甘え下手な印象を受けるのは彼女の大好きな先輩の影響だろうか?話し方の幼さや、ビジュアルの変化、体型の変化…『成長を楽しむモーニング娘。らしさ』を現在進行形で見せてくれている彼女が先輩になるのを実は少しだけ楽しみにしている。何者にでもなれるピュアさを持つからこそ出てくる危うさは今しか出せない。だから、羽賀朱音の今も未来も明るいと信じられる。ただ今はライトオレンジが濃くなるいつかを楽しみで仕方ない。



今を生きるモーニング娘。